のんびり母さんの波瀾万丈記

カラッと明るく!

躁が加速するのを止められなかった私

うつ病が落ち着いて安心していた頃、

「向かいの部屋に暴力団がいる」とか「家の中を覗かれている」と言い出し毎日カーテンの開け閉めを口うるさく注意するようになってきました。

私達は、食事やイベントなど2人で出かける事も多く友達夫婦で楽しく過ごしていました。

2人の時は本当に穏やかで楽しくて気も合って、私にとっては主人というよりも唯一無二の友達のような人でした。


しかし思わぬ所でスイッチが入っているのです。

初めは私の知らない所で、、、

次第に私の知る所で、、、


特にひどかったのはクレームです。

些細な事で、クレームつけて、かなりのお店や、会社の方々を困らせたかと思います。

ファーストフード店の対応が雑だとか、

ファミレスの飲み物と食べ物の順番や、店員の態度、(顔が笑っているとか)、順番を飛ばされたとか

病院の受付の態度が悪い、

家のマンションにおいては何も問題がないのに、

家の床が傾いている、

家の柱が曲がっている等々、

不動産会社や下請けの会社などに延々とクレームをつけて解決のつかない事にも難癖をつけていました。

会社の責任者の方が菓子折りを持って説明をしにくる事が何度かありました。


たちの悪いクレーマーです。


私が接客の仕事をしているので、これを自分がされる側になったら、絶対メンタル崩壊するだろうなと思うほどの破壊的な言葉で傷つけていました。

本当に多くのお店や会社や業者の方々にご迷惑をおかけして申し訳なかったと思います。

クレームを辞めてほしいと何度も何度も言いましたが、聞く耳は持ってもらえませんでした。

穏やかな時と激情的な時の落差が激しく、私の注意にも辛辣な言葉で言い返し私をも傷つける事が増えて一緒に暮らせないかもと思う事がありました。


私は主人が通っていた心療内科に1人で相談に行きました。

主人の変化を話すと、主人の症状は双極性障害2型であると言われました。

長年うつ病を患っている方が、次第に双極性に移行する事はよくある事のようです。

自分では気がつかなくて家族が気になってわかる事が多いそうです。


この病気では、
家族の人がとても苦しむ、
家族の会もあるから利用してみてはどうか、と言われました。


結局利用することはしませんでしたが


私だけが1人で悩み苦しみ、当の本人は
「自分は神だ」と豪語することもあるくらい尊大になって、取り付く島がありませんでした。


パパおかしいよ、、病気だよ、
躁うつだよ、
今度一緒に病院に行こうよ、

と言っても彼には響いていませんでした。


気が大きくなって尊大になっている今の状態が彼にとっては気分が良いので自分が病気(躁うつ)であるなんてみじんも感じないのです。

彼はどんどん加速していきました。

#自死遺族#双極性障害